【声明第7弾】オリンピック開幕直前に度重なる出頭要請!監視つきまとい目的の捜査継続は人権侵害だ!世田谷署・公安警察は反五輪弾圧ヤメロ!

【声明第7弾】オリンピック開幕直前に度重なる出頭要請!監視つきまとい目的の捜査継続は人権侵害だ!世田谷署・公安警察は反五輪弾圧ヤメロ!
 世田谷署がまたしても、7月13日朝10時に署への出頭を求める書面をAさんの元に送りつけてきました。しつこい、しつこすぎる!オリンピック開幕が直前に迫り、世界規模のコロナ禍において強行される東京オリンピック・パラリンピックへの批判の声が噴出する中、「オリンピック中止」の火消しにおおいに焦る警察・公安は、一貫して私たちとともにオリンピック反対の声を挙げてきたAさんにターゲットを絞り、またぞろ捜査名目の監視つきまといという許しがたい人権侵害を繰り返そうとしています。

 Aさんに対する不当な家宅捜索(ガサ)が強行されたのは2020年2月18日、1年半も前のことです。警視庁公安2課・大林馨を筆頭に、世田谷署の私服刑事と公安警察約30人が、早朝にAさんのテントに押しかけ3時間半も取り囲み、居所を漁りまくってパソコンや手帳や身分証などありとあらゆる私物を持ち去りました。そのさい警察はまっさきにAさんの髪の毛3本を押収、さらに口腔内のDNA採取を要求しています。生体情報収集が最大の目的という気色の悪いこの不当ガサは、髪の毛以外の押収物は数週間後にすべて返却、身柄拘束も起訴もないまま1年半が経過しても、いまなおむりやり捜査は続行されています。「免状不実記載」などという、警察が活動家弾圧に都合よく持ち出すテッパンの容疑を振りかざして、大げさな不当家宅捜査にあきたらず「取り調べのため」と称して出頭をしつこく求める、郵送だけではなく警官複数がAさんの居所に書面を持参し任意同行を求め圧力を加えるということが、Aさん個人に対して執念深く繰り返されてきました。出頭要請は任意であり応じる必要はまったくありません。警察が証拠捜査主義を逸脱して長期間にわたり出頭を求め続ける、それ自体がAさんを精神的に追い詰め平穏な生活を脅かしていること、それが東京オリンピック・パラリンピック強行のために行われていることに、私たちはこれまで以上に強い憤りを覚えています。コロナパンデミックで世界は一変し、「オリンピック中止」はいまや世界の多数の民意であることが明らかです。事実、公道でのトーチリレーや祝賀イベント、学校連携観戦をとりやめる地方自治体が続出、観客を入れての開催もほとんどの会場で断念、IOC、JOC、オリパラ組織委員会の次々と露呈する不祥事・傲慢体質に、民衆の怒りが収まることは未来永劫ありません。東京で感染が急拡大し、来日するアスリートやオリンピック関係者からも感染が次々判明する状況において、東京オリンピック開催強行は、もはや多くの人々の命と健康を危険にさらす犯罪行為に他なりません。

 Aさんに対する1年半も続く警察の不当行為は、そうしたオリンピック・パラリンピックの負の側面を隠蔽し、反五輪運動を不当に貶め、「中止」を求める声を萎縮させるために仕組まれた見せしめ弾圧です。オリンピック・パラリンピックを何が何でも強行するため、異論を力づくで封殺しようと躍起になる警察の姿は、「平和の祭典」オリンピックが一皮抜けば暴力の塊に他ならず、民主主義を破壊して回る疫病神でしかないことを、日本中の、世界中の人々にあらためて確信させています。テロ対策を名目に自らの権力強化に余念のない警察の自画自賛デモンストレーションに反五輪運動を利用するな!Aさんへの陰湿で執念深いストーカー行為をやめろ!

 この弾圧に正当性など一片たりとも存在しません。圧倒的権力と暴力を行使して「オリンピックより命を守れ」という悲痛な叫びを実力で抑え込もうとする警察の横暴は、反対派を萎縮させるどころかオリンピック廃止に向けたより強力な反五輪運動への起爆剤になることでしょう。世田谷署・公安警察はAさんへの監視つきまといをいますぐやめろ!オリンピック・パラリンピックをかさにきた警察権力の横暴を絶対に許さないぞ!オリンピック・パラリンピックで跳梁跋扈する警察・公安組織こそ民衆の敵だ!オリンピック・パラリンピックもろとも廃絶しろ!

2021年7月15日

反五輪の会NO OLYMPICS 2020

2020「オリンピック災害」おことわり連絡会

※度重なる執拗な出頭要請をやめるよう、弁護士による申し入れも行われました。

(全文はこちらをごらんください)

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