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オリンピック反対6・23全国・全世界同時行動の呼びかけ

オリパラ強行開催が一か月余り後に迫っています。わたしたちは開催一か月前の6月23日に全国全世界に同時行動を呼びかけています。#オリンピックより命を守れ#NOlympicsDay #CanceltheOlympics #AbolishtheOlympics #NOlympicsAnywhere などのハッシュタグとともに、オリンピックに反対するメッセージ、画像、動画、プラカードなどで一緒に意思表示しましょう。ご近所や最寄り駅などで同時スタンディングも大歓迎です。ぜひSNSでシェアしてください。以下の呼びかけ文に賛同いただける方や団体はこちらのアドレスまでお知らせください。(info@2020okotowa.link) 東京では18時から都庁第一庁舎の2階(都庁通り)正面玄関前で抗議スタンディング&アピール、19時から新宿繁華街に向けてのデモを予定しています。ウェブ中継も行います。配信アドレス→https://youtu.be/qmCf3tzjQMU

呼びかけ団体

反五輪の会/オリンピック災害おことわり連絡会/東京にオリンピックはいらないネット/オリンピック終息宣言実行委員会/アジア女性資料センター/ふぇみん婦人民主クラブ/オリンピックの中止を求める松本の会/オリンピックいらない人たちネットワーク(長野)

呼びかけ文 (PDF版はこちら)

各地の行動はこちら

NOlympicDay

オリンピックは私たちを殺す!
やらせるものか「犠牲の祭典」6.23新宿デモ
全国・全世界 同時行動

オリンピック開会式まであと1ヶ月しかない。
新型コロナのパンデミックはまったく終息が見えないのに、
いまだに大会の中止は宣言されていない。
どれだけオリンピックをやりたいのか、日本政府、東京都。
とりわけ、バッハ・国際オリンピック委員会(IOC)会長は
「五輪の夢を実現するために、いくらかの犠牲を払うべきだ」とまで言い放った。

「いくらかの犠牲」とはいったい何だろう? 
いくらかの犠牲とは、
オリンピックのために動く3兆円を超える金にしがみつく政治家と一部の企業の利益のために、
私たちが新型コロナウィルスに感染させられ、入院すらできずに死ぬことだ。
いくらかの犠牲とは、医師も、看護師も、救急車も、病床も、
オリンピックのために私たちから取り上げられることだ。
いくらかの犠牲とは、公園で暮らしていた人々が追い出され、
緑の木々がたった2週間のイベントのために伐り払われることだ。
いくらかの犠牲とは、IOCの幹部たちが涼しい貴賓席から見下ろす
炎天下のスタジアムに、80万人以上の子どもたちが駆りあつめられることだ。

そして「夢」とはなんだろう?
夢とは、プライベートジェットで飛んできたオリンピック貴族たちが、
5つ星ホテルのスイートに私たちの税金(!)で宿泊し、豪勢な晩餐会を2週間続けることだ。
夢とは、東京大会だけでも5千億円を軽く超える放映権料を、
ただの任意団体にすぎないIOCが受け取ることだ。
夢とは、人々がオリンピックに気を取られている間に、放射能汚染水を海にばらまくことだ。

オリンピックとパラリンピックは私たちを殺す! Olympics Kill Us All!
こんな悪夢はもうたくさんだ。

奇(く)しくも開会式の1ヶ月前の日、6月23日は
IOCが定めた「オリンピックデー」なのだという。
それなら私たちは、これからオリンピックを廃絶するまで、
この日を「国際ノーオリンピックデー」#NOlympicDayにしよう。
まず東京、パリ、LA、そして日本のあちらこちらでデモやスタンディングをして、
同時に声をあげよう。
この「犠牲の祭典」を止められるのは、私たち、そして世界中の人々の声だ。

やらせるものか、オリンピック。都庁の前に集まろう!それぞれの街で立ち上がろう!

6月23日(水)

6:00pm都庁第一庁舎2階玄関前歩道スタンディング

7:00pmデモ

●デモに参加を予定されている皆さんへ

※お腹がすいても参加できるデモ!軽食あり

※プラカード、鳴り物歓迎

※ナショナリズムを象徴するもの、国旗の持ち込み、ヘイトスピーチはおことわりします。こちらの記事もご参照ください。「『国民の大切な税金をむだづかいするな』の横断幕について、話し合いました」https://bit.ly/3v2L5aK ※マスク着用、手指消毒、参加者間の距離の確保などコロナ感染予防対策にご協力のうえ参加をお願いします。

●現在予定されている取り組みの一例

・東京都庁正面入り口での抗議スタンディングと新宿一周デモ(呼びかけ団体)

・静岡市で聖火リレー当日にデモを行います(コロナ下の『聖火』『オリ・パラ』に反対!実行委員会・しずおか)

・子どもたちの動員をやめさせる都教委申し入れ行動をスタンディングの前にします(都教委包囲ネット)

・24年パリ五輪のための取り壊されることに抗議してオキュパイ中の自主耕作農園で連帯の行動を行います(フランス・パリ)

●情報は随時更新される予定です。以下のサイトでご確認ください。

反五輪の会

https://hangorin.tumblr.com/

https://twitter.com/hangorinnokai

https://www.facebook.com/page.no.olympics2020/

オリンピック災害おことわり連絡会

http://www.2020okotowa.link/

https://twitter.com/link_notokyo5o

https://ja-jp.facebook.com/okotowalink/


おことわりFB最近の記事より

おことわりwebは、FBによるパレスチナ解放運動への検閲に抗議して、リンクを外しています。以下はおことわりFBの最近の投稿です。

5月5日に行われたマラソンのテスト大会について、来日中のコーツは「緊急事態宣言でもテスト大会ができた」と豪語していたが、この記事を読んでも完全な五輪災害であることが明らか。IOCと組織委員会は責任を取れ!
「札幌市がマラソン、競歩の会場移転を受け入れた背景には、2030年冬季五輪の招致が関係しているはずです。」
「札幌は新型コロナウイルスの感染拡大により、病院に入れず自宅などで療養、待機している患者が2000人近くいるという。11日には過去最多の14人もの死者が出て、翌12日にも12人が亡くなった。感染者は減少傾向にあるものの、札幌はすでに医療崩壊の状態にあるといえる。」

・五輪中止も感染爆発も困る…30年札幌五輪招致派の複雑胸中|日刊ゲンダイDIGITAL

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/290544?fbclid=IwAR3UIZ2ceclpNmtU6V1X7JpRC6e4GZtIqNcQGgDNlsGGDbfOihE6flwZCs0

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https://bit.ly/3cGWjvn

汚染水を海に流すな!とんだ復興五輪だ!7月21日には福島市あずま球場でソフトボールの予選大会。第一試合は日本VSオーストラリア。コーツはじめぼったくり貴族らは朝だけあずま球場に登場し、新幹線のとんぼ返りで東京のIOC総会に参加か?なんたるコーツ&豪ブリスベン大会(32年)招致のための福島ウォッシュ!

7月21日(水)午前9時00分〜午後5時00分
福島県営あづま球場
予選リーグ- 日本 対 オーストラリア
予選リーグ- イタリア 対 アメリカ
予選リーグ- メキシコ 対 カナダ

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https://bit.ly/3zuyiRM

「コーツもオリンピックも来るな!抗議アクション」を新国立競技場の隣にあるJOCオリンピックミュージアムの前でやりました。IOCやJOC問題を追及し続けて来たスポーツジャーナリストの谷口源太郎さん、同じ日にトーチリレーが行われ抗議行動を行った札幌の改憲阻止!労働者・市民行動の方とリモートでつないでスピーチしてもらいました。一日遅くなりましたが「汚染水を流すな」「とんだ復興五輪だ」の抗議スタンディングも一緒に。

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7月21日に東京で開かれるIOC総会で、パワハラ男爵コーツIOC副会長の盟友ぼったくり男爵のバッハIOC会長が、2032年五輪の開催地としてコーツの出身国オーストラリアのブリスベンをイチオシ提案する。腐臭ぷんぷんの金(カネ)メダルが飛び交う酷暑になるだろう。6月1日に一番乗りで来日して群馬県太田市で合宿入りしたオーストラリアのソフト女子チームといい、IOC総会と同じ日に彼女たちが出場する福島市あずま球場でおこなわれるソフトの予選試合での「復興五輪」の演出といい、すべてが巨額の税金を浪費し、命のリスクを代償にして仕組まれたスポーツビジネスショーだ。マスメディア、ジャーナリストだけでなく、すべての社会運動が真剣にこの五輪災害に対してNOの声を上げるべき時だ。

・2032年夏季五輪は豪ブリスベンに決定へ IOC、7月総会に提案- BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/57437276

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何度でも紹介する。30年間オーストラリア五輪委員会(AOC)の会長をしているコーツは2017年の委員長選の前に、がん治療をしながら働いていたAOC女性職員の仕事のミスを責めて「彼女は出て行く時だ。ここは障害者の作業場ではない」と辞職を迫ったひどい障がい者差別発言を行ったパワハラ貴族。道理で森と仲がいいはず。委員長選ではこのようなコーツの運営を批判する元ホッケー女子金メダリストのダニ・ロシュさんが対抗馬として立候補。結果はコーツ58票、ロシュさん35票でコーツが当選したのだが、この30年のあいだ全く対抗馬が立ったことのなかった「コーツ王国」でロシュさんは大善戦。コーツはこのとき落選していたらIOC委員、そして東京オリパラ調整委員の地位を失っていた。当然、日本のバック
アップもあっただろう。いままた日本はコーツ王国支援のための東京パンデミック五輪を強行しようとしている。

・AOC会長、「問題発言」で落選の危機 東京五輪調整役:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASK4X6VLLK4XUHBI03P.html?fbclid=IwAR3PmASsJPr0K1cwjEak1NYrg-RKQYT_8Y11DhWe8GIT6_r97SvwcinDkVg

コーツもオリンピックも来るな!抗議アクション 6・14(月)18:30~19:30@JOCオリンピックミュージアム前

「緊急事態宣言下でも開催は可能か」という質問に「YES」と答えて世界中の怒りを買ったジョン・コーツ国際オリンピック委員会(IOC)副会長が6月15日から来日する。コーツは東京オリパラIOC調整委員会委員長の要職にあり、オリパラ強行開催のキーパーソン。「来るな!」という声をあげるしかない。来日前日の6月14日に日本オリンピック委員会(JOC)の入っているオリンピックミュージアム前にあつまろう。

住所:東京都新宿区霞ヶ丘町4番2号(地図)

最寄り駅

  • 東京メトロ 銀座線 外苑前駅(3番出口)徒歩5分
  • □ 都営大江戸線 国立競技場駅(A2番出口)徒歩10分
  • □ JR中央線・総武線(各停)千駄ヶ谷駅/信濃町駅 徒歩12分

※周辺地域はすでにコロナ五輪に向けた大規模な改修工事がはじまっています。JR千駄ヶ谷駅からは迂回する必要があるかもしれません。メトロ「外苑前」駅の利用をお勧めします。

呼びかけ:五輪災害おことわり連絡会/反五輪の会

(参考)
・IOCのコーツ氏、15日来日へ バッハ会長は7月に(共同通信)
https://nordot.app/775666321338613760
・AOC会長、「問題発言」で落選の危機 東京五輪調整役(2017年5月1日)
https://www.asahi.com/articles/ASK4X6VLLK4XUHBI03P.html

6月13日緊急講演会「犠牲の祭典」オリンピックの真実:ジュールズ・ボイコフ+宇都宮健児

緊急講演会「犠牲の祭典」オリンピックの真実
出演 ジュールズ・ボイコフ(米国パシフィック大学)
   宇都宮健児(弁護士)司会 小笠原博毅(神戸大学)
日時 6月13日(日)12時開始

主催 東京五輪を問う緊急講演会実行委員会
応募フォーム(日英対応)https://forms.gle/GEzA7BxqSPGx5VLH8
この動画は後日、宇都宮けんじyoutubeチャンネルにアップされ視聴可予定

各地の行動など情報を更新しました。

各地の行動のコーナーに下記の情報を掲載しました。

★命より大事? オリンピックやめろ!★6.6吉祥寺デモ★

6月2日に、ウィーンの日本大使館前で「オリンピックやめろ」デモ

江東区議会宛:コロナ感染の爆発的拡大下における五輪祝賀イベントの中止を求める陳情

都議会宛:東京2020オリンピック・パラリンピックの中止に関する陳情

小金井市議会有志:東京オリンピック・パラリンピックの開催を中止することを求める緊急要請書

「海鳴りの島」へ!トーチリレー反対沖縄アクションの報告

フランス・パリ: ヴェルトゥスの庭の防衛のための集団より

メディア報道などのコーナーに下記の情報を掲載しました。

(外部リンク) 【東京五輪】フランス高級紙が強行開催を批判「日本人にとって五輪はろうそくの価値もない」(東京スポーツ) 2021/5/31

(外部リンク) « Sauvez des vies plutôt que les Jeux » : pour les Japonais, les JO n’en valent pas la chandelle (Le Monde) 2021/5/31

(外部リンク) 「東京五輪の日当は35万円」 国会で暴露された東急エージェンシー、パソナへの“厚遇” (AERA) 2021/5/30

(外部リンク) 「開催中の中止」にまで言及した迷走の五輪組織委 パートナー企業は驚愕 (Tansa) 2021/5/28

(外部リンク) Japan’s ruling party accused of violating Olympic charter over LGBT rights (Gurdian) 2021/5/24

(外部リンク) 一部の自由民主党議員によるLGBTQ等のセクシュアル・マイノリティ に対する差別発言についての合同抗議文(プライドハウス東京コンソーシアム/Athlete Ally) 2021/5

(外部リンク) Protecting Olympic Participants from Covid-19 — The Urgent Need for a Risk-Management Approach (New Rngland Journal of Medicine) 2021/5/25

(外部リンク) 米国の「日本へは行くな」でも「五輪は大丈夫」の謎解き (日刊ゲンダイ) 2021/05/26

(外部リンク) Tokyo Olympics loom, with only 2% of Japanese fully vaccinated and fears over thousands of visitors (L.A.Times)

(外部リンク) IOC“ぼったくり&はったり男爵”コンビを支えるだけの全国紙たち 「論」を述べた地方紙とスポーツ紙の気概 (文春オンライン) 2021/5/25

(外部リンク) 〈社説〉東京五輪・パラ大会 政府は中止を決断せよ (信濃毎日新聞) 2021/5/23

(外部リンク) Nevin Thompson Resistance, rebellion, and rage: Japan’s opposition to the Tokyo Olympics Global Voices 2021/5/22

オリンピックなき世界に想いを馳せて

以下は、5月23日東京アルタ前スタンディング行動に寄せられた井谷聡子さんからのアピールです。

オリンピックなき世界に想いを馳せて

こんにちは。関西大学文学部の井谷です。

まだオリンピックが中止されていないことに、怒りと悲しみを感じています。そして、これまで何年もオリンピック中止を訴えてきたみなさん、本当にお疲れ様です。コロナ禍によって皆さんのメッセージがより多くの人の耳に届くようになってきたように感じます。

これまで東京2020について、多くの人が多くのことを語り、問題を十二分に指摘してきたので、今日は、これでオリンピック中止、廃止を求める私の最後のアピールとなることを願って、ポストオリンピックに目を向けたメッセージを書いてきました。

オリンピック選手や役員、メディアが特別扱いを受けて入国が許される中、日本国籍ではない家族が海外に暮らす多くの人々が、入国宣言によりもう1年以上も家族に会うことができていません。オリンピックのトーチリレーをスタートさせるために、そして今、オリパラを7月に開催するために、新型コロナウイルスに対する様々な対策が蔑ろにされてきました。私がいる関西では、トーチリレーに合わせて非常事態宣言が解除され、その結果あまりに多くの命が失われ、今も失われ続けています。

オリンピックが中止されれば、医療関係者たちは、オリンピックによってさらに増加する負担を心配しなくてすみます。東京都もリレーがめぐる他の都市も、自分たちの街の人々のケアに集中することができます。オリンピック関係者と病床の取り合いをしたり、異なる変異株が一緒になって更なるモンスター級のウイルスを「東京五輪株」として世界に解き放つという悪夢からも解放されます。オリンピックが中止されれば新型コロナウイルスが消滅するわけではありませんが、多くの負担を、多くの不安を、そして多くの怒りと悲しみを解消することができるのです。

もう一度思い出してみましょう。恐ろしい世界規模の感染症が問題になる前から、2020年東京オリンピックには、約1万人の医療従事者が動員される予定でした。なぜなら、激しい運動に全く適さない高温多湿の日本の真夏に何千人ものアスリートたちが、体の限界に挑むスポーツ大会を開こうとしているからです。会場に足を運ぶ観客、沿道でボランティアをする人、警備をする人、選手をサポートするスタッフの人たちにも熱中症や怪我、病気のリスクがあります。もっと人々の体に優しい季節に開催することができるにも関わらず、一番スポーツする人やサポートする人の体に悪い季節に開催することを、IOCと組織委員会は決めたのです。いうまでもなくお金のためです。

新型コロナの先

関西では今年、記録に残る中で一番早い梅雨入りとなりました。私が住む地域では、先日の大雨によって警報が発令され、避難指示が出されたことを、早朝のアラートで知らされました。寝ていたところを携帯からの轟音で叩き起こされ、心臓がバクバクしました。そして、「あぁ、また今年もこの季節がやってきた、しかもこんなにも早く」と不安な気持ちに苛まれました。

2018年6月、関西地域は大阪府北部地震に見舞われました。そして息をつく暇もないまま梅雨の大雨による土砂災害があり、過酷な猛暑がやってきて、9月には台風21号がダメ押しとなる甚大な被害をもたらしました。以来、梅雨の季節になると100年に1度のはずの大雨洪水が繰り返され、史上最強の台風に襲われ続けています。私が子供の頃、といってもたかだか2、30年前ですが、梅雨は外で遊びづらいけど、緑が瑞々しく光、蛍が舞い始め、蛙や虫たちが鳴き始める美しい季節でした。そして、夏は、特に暑い日でも夕方には夕立がやってきて、爽やかな空気が心地よかったのを覚えています。でも今はどうでしょうか。暑すぎる夏は、外で遊ぶには適さず、夕立の代わりにやってくるのはゲリラ豪雨です。台風は巨大なタンカーさえも押し流し、高潮は空港さえも飲み込みました。

日本はもともと自然災害に見舞われやすいところですが、巨大化する台風や深刻化する洪水、猛暑は、気候変動、いや、気候危機によってもたらされているものです。近代化の中で、私たちは、より速いもの、より強力なもの、より高く遠くへ行くことを人類の進化と誤解したまま、環境破壊も顧みず、労働者への搾取も顧みることなく、ひたすら突き進んできました。その結果、私たちは当たり前にやってきていた美しい季節の移り変わりを、災害への不安によって迎える時代に入ってしまいました。私は、4年に1度というIOCが作り出した世界の時間に従って、より速く、より高く、より強いものを目指した競争を見ることを楽しみにするのではなく、毎年繰り返される季節の移ろいと、花や動物たちの訪れを楽しみにしたい。それが私の次の世代にはもう存在しないかもしれない、とそんなますます現実的になる不安に苛まれる世界を生き続けるのは苦しいです。

もうオリンピックは、オリンピック的なものは過去のものになるべき時です。近代という「夢」が、人種主義、植民地主義、家父長制、戦争と搾取によって支えられてきたように、オリンピックの「夢」は、多くの人々の暮らしの破壊と自然破壊、そして、「もっと欲しい、まだ足りない」という際限なき消費と拡大への欲望によって、あらゆる差別によって支えられてきました。もうこんな時代は終わりにしましょう。これ以上、もっと速く、多くの仕事をしろと駆り立てられない社会を、怪我を押して、薬物を使用してまでこれ以上高く飛ぶことを要請されない社会を一緒に作りましょう。オリンピックの悪夢に、「もっともっと」の欲望にさよならすることができたら、私たちは自然と向き合い、ずっと後の世代にいい環境を残す責任を直視し、披露した心と身体を労ることに価値をおく文化に向けて、一歩踏み出せるのではないでしょうか。

オリンピック選手たちと関係者に向けて

私も元アスリートとして、スポーツがもたらす喜びが自信、達成感やチームメイトとの友情の大切さは理解しているつもりです。スポーツの最高峰の舞台としてブランド化されたオリンピックという巨大な目標や夢が、アスリートにとってどれだけの重みのあるものか想像することができます。

でも、です。オリンピックが無くなっても、スポーツが無くなるわけではありません。スポーツの国際大会のスケジュールは実際のところ過密状態にあります。またスポーツの歴史と文化はオリンピックよりも長く、幅の広いものです。だから心配しないで下さい、オリンピックが無くなってもスポーツはなくなりません。そして、アスリートとしての生活の先にも人生は続いています。

でも残念ながら、オリンピックは、アスリートとしての人生の先にある、あるいはオリンピックやスポーツの外にずっと広がる日常を破壊してきました。夏の猛暑や新型コロナウイルス、光化学スモッグや深刻な山火事、海洋汚染がスポーツの継続を危うくすることにも示される通り、スポーツ文化は健康で持続可能な環境と社会なしには成り立ちません。選手としてスポーツから恩恵を受けてきたなら、これからもスポーツが一つの文化として存在することを望むなら、スポーツが誰かに強要されたり、人の生活や身体を破壊することなく存続していって欲しいと思うなら、自分のオリンピックの夢の意味をもう一度振り返ってみて下さい。そうすれば、オリンピックに協力することであなたが守っているのはスポーツではなく、オリンピック産業の利権であることが見えてくるでしょう。でも、オリンピックの搾取と暴力に協力しない方法はあります。Noと声を上げること、ボイコットすることです。すでにその選択をした勇気ある選手たちがいます。

最後に

1世紀以上続いてきたオリンピックによって、私たちの日常はすっかり支配されてしまいました。4年毎という時間も、自然や街の環境も、貴重な税金の使い方や公園へのアクセスも、感染症対策のあり方すらもです。オリンピックが無くなったら、オリンピック的なものを無くすことができたら、「より速く」と追い立てられない社会に、自分の街のあり方を決める力を自分たちの手に取り戻すことができる社会に、一歩近づけるのではないでしょうか。人にも環境にも優しいポスト・オリンピックの世界に向けて、みんなで力を合わせていきましょう。

ご静聴ありがとうございました。


井谷聡子さんは、関西大学教員。著書に『〈体育会系女子〉のポリティクス 身体・ジェンダー・セクシュアリティ』(関西大学出版部)、訳書に『オリンピック反対する側の論理 東京・パリ・ロスをつなぐ世界の反対運動』(ジュールズ・ボイコフ著、作品社、共訳)、『オリンピックという名の虚構 政治・教育・ジェンダーの視点から』(ヘレン・ジェファーソン・レンスキー著、晃洋書房、共訳) (編集部)

入管行政における外国籍者への差別と入管法改悪、オリパラ開催に抗議する声明への賛同呼びかけを掲載

あいトリ「表現の不自由展」及び《平和の碑》展示中止反対署名」のグループが取り組んでいる署名活動を掲載しました。5月22日まで署名を募集しています。

詳しくは、こちらをごらんください。(外部リンク)

ドイツのオリンピック参加中止のために

4月2日付で、ドイツの『ブレッター』(ドイツおよび国際政治のための雑誌)に日本の知識人たちによるアピールが掲載されました。

またBerliner Zeitungにも日本では、オリンピック開催に否定的な人々が増えるなかで、主催者はこうした世論の意向を気にしていないという記事が掲載されています。

https://www.berliner-zeitung.de/wochenende/stehen-die-olympischen-spiele-in-japan-vor-der-absage-li.154414?pid=true

オリンピック災害からの復興へ 〜TOKYO2020の即時中止を求めます〜

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オリンピック災害からの復興へ
〜TOKYO2020の即時中止を求めます〜

「東京五輪開催中止」の声はすでに圧倒的多数派になりました。宇都宮健児さんが始めた「人々の命と暮らしを守るために東京五輪・パラリンピックの開催中止を求める要望書」に36万人もの人々が賛同を寄せたことでもそれは明らかです。

「復興五輪」なる原発事故ウォッシュ(隠し)や賄賂による誘致からはじまったTOKYO2020をはじめ、これまでの全ての近代オリンピックが、人々の生活や地球環境、そしてスポーツにとっても災害しかもたらさなかったという私たちの指摘が、コロナウィルスの「爆発的感染拡大」(国の指標でステージ4)と緊急事態宣言のなかでさらにグロテスクに実証されてしまいました。

わたしたちは、東京都、組織委員会、JOC、日本政府に対して、東京オリンピック・パラリンピックの開催は無理だとの判断を下して、日本から選出されているIOC委員である渡邊守成氏、山下泰裕氏らを通じて、TOKYO2020の中止をIOCに進言するよう求めます。東京都に対しては、私たちの行った情報開示請求の事実上の拒否を6か月もたってから通知するという情報隠しも甚だしい姿勢に抗議するとともに、誘致から開催中止までのすべての資料の保全と、市民への開示を強く求めます。

緊急事態宣言下の5月1日から9日にかけて、東京の新国立競技場では陸上競技、江東区のアクアティクスセンターで飛び込みワールドカップ、有明アリーナではバレーボール親善大会が、そして北海道札幌ではマラソンフェスティバル2021がオリパラのテスト大会として開催され、約700人の選手と約6000人の運営関係者が参加しました。報道や警備をあわせると、とんでもない経費が投入されるとともに、不急不要の人流がつくられることになりました。

また各地で「爆発的感染拡大」が広がるなか、ナチスドイツに由来するナショナルコマーシャルイベントの「聖火」リレーも続けられています。しばらくのあいだ感染ゼロが続いていたことで県内唯一、公道でのリレーを強行した沖縄県石垣市では5月1日に行われたリレーの2日後から感染者が出始めたことでまん延防止重点措置が発令され、5月15日には県全体の新規感染者134人中、人口5万弱の石垣市で16人の発症が確認されるという深刻な事態になっています。沖縄県全体でも5月15日までに4日連続100人を超す新規感染者を記録しており、県の医療技監は「連休中の人の接触が主な要因」と述べています。5月1日と2日の連休中の祝賀イベントの強行が気の緩みを誘発するとともに、自治体職員や医療機関のリソースや休息がオリパラ関連イベントによって奪われたことも見逃せません。

それに続き福岡県や山口県などでも、リレー直後の緊急事態宣言やステージ4の爆発的感染拡大といったオリパラ災害に見舞われました。「TOKYO」は2011・3・11の福島のみならず、2020においても全国に災害を拡大させています。

五輪災害の被害者は「国民」だけに留まりません。オリパラを理由にした入管行政の人権侵害と殺人政策でもそれは明らかです。災害はなによりも被差別者や「非国民」と呼ばれる人々の命を奪うことが、この五輪災害においても明らかになっています。

5月17日には広島市の平和公園で点火式のみの祝賀イベントが開催されます。バッハIOC会長の訪問はキャンセルされましたが、緊急事態宣言下における祝賀イベントはすぐに中止すべきです。核兵器廃絶の願いを政治的に利用するバッハやオリンピックに対して、地元をはじめたくさんの人々が抗議の声を上げています。

福島、長野、大阪、沖縄、北海道、福岡など全国各地でオリパラ・イベントに対する抗議の声が上がっています。世論やメディアの論調、そしてアスリートからも中止の声が上がっています。世界でもパリ、LAなどオリパラ開催予定地で抗議の声が続いています。

核兵器がなくなるまで灯し続けることを誓った広島の平和の灯とおなじように、東京オリンピック・パラリンピックが中止され、オリパラ犯罪が処罰され、世界からオリンピックとパラリンピックがなくなり、世界中がオリンピック災害から復興するまで、私たちの怒りと希望と連帯の灯は消えることはありません。

東京オリンピック・パラリンピックの即刻中止を求めます。

2021年5月17日

即刻中止!東京五輪5.17銀座デモ参加者
オリンピック災害おことわり連絡会
反五輪の会

(レイバーネット報道)17日の反五輪デモ

●「巷では五輪はすでにゴリンジュウ」?海外メディア注目のなか五輪反対デモ

コロナ対策が遅れる中で、「オリンピックやってる場合か」の声は日増しに高まってい る。5月17日に発表されたANN世論調査では「東京五輪の延期・中止」を求める人は8割以 上に達した。17日はバッハ会長が来日する予定だったが延期になった。

この日、反五輪の市民団体は東京・銀座デモを行い「即刻中止!」を訴えた。新橋SL広 場の集会では、この間明らかになった「金まみれ・腐敗まみれ」の五輪の実態が暴露され た。「復興五輪どころか復興をジャマしているのが五輪」「野宿者が公園から追い出され ている」「ボッタクリは犯罪だ。ボッタクリ男爵は二度と来るな」「五輪はコロナ対策の ジャマ、五輪が医療崩壊を進めている」など怒りの声が相次いだ。乱鬼龍氏が掲げた「巷 では五輪はすでにゴリンジュウ」の川柳が注目を浴びていた。

メディアがたくさん来ていた。とくに目立つのは海外メディア。CNNテレビはキャスタ ーがその場でマイクを持って、中継していた。東京五輪がどうなるかは、いま世界の注視 を集めている。  それにしても異常なのは警察の過剰警備。約100人の小さなデモにも関わらず、制服・ 私服を含めてざっと100人はいる。車道をデモ隊が歩き、歩道は私服警官が列をなしてメ モをとっている。主催者は「五輪は監視・弾圧体制を強化する」と訴えていたが、まさに それを「可視化」していた。

動画をみてもわかるが、デモ隊は平和的にフツーに歩いているだけなのに、警察指揮官 は「遅足行進をしている。公安条例違反だ」とスピーカーでがなりたてデモ隊を威圧して いた。4月1日、長野市内で行われた聖火リレーで、NHKが「五輪反対」を訴えた市民の声 を画面から消去して配信するという音声中断事件があったが、オリンピックの名の下に「 表現の自由」がいとも簡単に奪われてしまう。これでいいのだろうか?

・レイバーネット記事 http://www.labornetjp.org/news/2021/0517demo

・デモ動画 https://youtu.be/1b16C7WYzXQ

*NHKの「翼賛報道」問題は、山口正紀さんのコラムを参照してください。↓ http://www.labornetjp.org/news/2021/0512yama