日常生活を破壊する社会的災害としてのオリンピック―やめよう!の声をあげつづけよう

2020年10月23日 スタンディングアピール  小笠原博毅

みなさんこんばんは、小笠原博毅です。神戸大学で教員をしており、今年やるはずだった東京オリンピック・パラリンピックの開催の中止、オリンピックの廃止を訴えてきました。今日はメッセージを寄せさせていただく機会を頂戴し、どうもありがとうございます。また、月イチのスタンディングお疲れさまです。継続的な活動を諦めず続けていらっしゃる皆みなさんにリスペクトを表したいです。

中止が現実的な選択肢になっている

そして新宿南口をご通行のみなさんにも、ぜひオリンピックについて考えていただきたいと思います。このコロナ、人々のオリンピックへの意識を確実に変えました。それどころではない、もっと大切なことがあるということに、改めて気付かされたのです。1年の延期を経ても、また来年開催できるかどうかの保証などはありません。日本の状況ではなく、世界中の状況を見据えなければいけないはずだからです。東京大会そのものの中止は、決して非現実的な選択肢ではなくなっている。この間、そう考えざるをえない条件ばかりが出てきました。しかし、なかなかそうは問屋が卸さないというのがどうも現実のようです。一部の報道によりますと、12年後、2032年に再び東京でオリンピックを招致するという動きがあるそうです。今回作った施設等をそのまま維持して12年後にもう1回やろうという案が、どうも出ているようだというのです。

みなさん、あと12年なんですけど、これはどういうことかというと、いろいろ考えることが必要でしす。まず第一に、IOCの中でも東京や日本の政治家たちの中でも、組織員会の中でもいろんな混乱が起きているなということがわかると思います。何をどうしていいのかわからないんですよね。つまり答えがない。

これはコロナウィルスによっていろいろな制限を受けている我々自身の生活もそうなんですが、何が正しいのかわからない情況でやらなければいけないというふうに思い込んでいるイベントをやろうとすると、どうしても無理が出てくるわけです。

どこの街も本当はやりたくないオリンピック

そこで彼らが何を考えたかというと、先延ばしにしようと。それが一年延期の現実ですよね。ところがオリンピックそのものをもうあまりみんなやりたくないというか、オリンピックどころじゃないし、そもそもオリンピックをやることの何がいいのか、だれにとってそれが幸福をもたらすのか、そもそもだれのためのオリンピックなのかということが完全に失われてしまっています。

その証拠に、どこの街ももうあんまりやりたくないんですよね。オリンピックを招致するのが嫌だという街がたくさんあります。バッハ会長はドイツの方ですけど、そのお膝元であるハンブルクという港町があります。そこは2024年の次のオリンピックに向けての招致自体を、住民投票によってやめることにしました。じゃあどこになったかというと、パリですよね。パリはたぶん3回めかな、やるとしたら。その次、2028年はロサンゼルスですよね。ロサンゼルスも3回めですね。

ようするに、一度やったことがある大都会で、交通網も整備されていて、ある程度施設が残っているところじゃないともうできない。旨味みたいなもの、経済効果みたいなものが盛んに風潮されてきましたし、今でもそういうことを言う人がいますが、現実としてオリンピックというのは開催都市や開催自治体の負担にしかならないことがもう明らかになってしまっている。そこで今回東京を延期したものをもし中止してしまったとしたらじゃあどうなるか、これがとても微妙なことなんですけど、オリンピックがこんなに、なんと言うか盛り上がる、みんなオリンピックだよ、という国って日本だけなんですよね。というかほんとに日本だけなんですよ。IOCにとってみたらお得意さんなわけで、こんないろんな不都合やいろんな矛盾があるのに取り敢えずやろうよと言ってくれる国は他にないわけで、ここで重要なお得意さんを失いたくはない、だとしたら12年後のロサンゼルスのあとのオリンピックをやりませんか?逆に組織委員会やJOC(日本オリンピック委員会)もこの情況で無理にオリンピックを開いて、なにかあった時、例えば巨大クラスターが発生した時にそのツケを払わざるを得ない、マイナス評価を受けざるを得ない、そんなリスクをちょっと避けたいというのが正直なところだと思います。そうなってしまうと私たちはあとまた12年間もずっとオリンピックというものの影に怯えないといけない。怯えるという言い方が正しいかどうかわかりませんけど、オリンピックに対してずっと反対の声を上げ続けなければいけない。もし来年になったとしてもね、東京大会が成立したとしても、もちろんその後もオリンピックは続いていくわけですから、どこにいったってオリンピックはやめようという声は上げ続けなければいけないんですけども、我々の日常生活を破壊するような社会的災害としてのオリンピックというものが12年も先送りにされてしまうと考えると、ちょっと末恐ろしい気がします。まあこの報道がどこまで合ってるのかどうかというのはぼくもわかりません。証拠があるわけではありませんが、少なくともバッハ会長が来日するころには明らかになると思います。

ワクチン接種でオリンピックの構造が変わるわけではない

一つの根拠としては、みなさんもご存知のようにヨーロッパがいま大変なことになっています。未だかつてないほど感染者が増え、医療崩壊を招いてしまう国もたぶんでてくると思います。オリンピックというのはヨーロッパの貴族たちがつくったイベントですから、その中枢にいる人たちの都合がやっぱり最優先されるんですよ。あとはアメリカですよね。アメリカ大統領選挙が来週ありますけれどもアメリカの情況も決してよくないです。じゃあ来られる選手だけでやろうよ、というわけにはおそらくいかないんだと思います。そういうシビアな、非常に厳しい状況の中でおそらく決断がされるんだと思いますが、もう一つ気をつけなければいけないのは、オリンピックがもたらす様々な害悪というのをみんな背後において、ワクチンができれば大丈夫というような報道がたくさんあるということです。とにかくワクチンだ、ワクチンだ。関係者全員にワクチンをするんだとバッハ会長も発言していたことがあります。それもほんの一ヶ月前くらいのことですけどね。でもワクチンをしたからといって何も保障されないんですよね。ワクチンをしたからオリンピックで損をしないのか、そんなことはないわけです。オリンピックの構造そのものは何も変わらないし、ワクチンだってべつに効くかどうかわからない、万能ではない。

すでにインフルエンザの季節を前にして、たとえばインフルエンザの予防接種をしたから具合が悪くなったり、中には命を落としてしまう人もいるわけです。ワクチンをしたからといってその病気に掛からないという保障はどこにもないわけですよね。まるでワクチンがあればコロナウィスルに打ち勝った、ワクチンによってコロナウィルスを撲滅した、東京はその戦いになるんだというような、よくわからない全く論理的に整合性のない話がたくさんメディアに踊っています。

いわゆる専門家といわれる人たち、スポーツやオリンピックのことを研究している専門家といわれる人たちの数多くが、ワクチンがあれば大丈夫だと平気で我々に言ってきます。我々は専門家ではありませんから、ほんとにそのワクチンというものがどういうものかまだわからないわけですよね。治験もまだ終わっていないし、有効性もはっきりはわかっていないし、安全性に至ってはまったくその保障がない状態でワクチン、ワクチンという言葉が独り歩きしてしまっているのが、今の情況です。

百歩譲って、もしオリンピックというものがIOCのオリンピック憲章やオリンピックがいいと言っている人たちがいうように、国境や人種の枠を越えた人間の祭典なんだ、人間讃歌なんだということを、百歩譲って、千歩譲って受入れたとしても、安全性や有効性がよくわからないワクチンを関係者全員に接種してまで開くのであれば、それがほんとに人間讃歌なのか、人間を称えるお祭りなのか、ただの人体実験じゃあないのかというレベルに、もう来ていると思います。自分の体を本当に神経質にケアしながら日々戦っているアスリートたちだって、平気でワクチン打とうと思っている人は少ないと思います。アスリートだからこそ、慎重になるはずなんです。副作用や、ドーピング効果との関係はまだ全くわかっていないのです。

オリンピックがなぜ社会的災害なのか、検証と批判的な目を持ちつづけよう

もちろんワクチンがあるないということ以前にオリンピックはやってはいけないことですし、それによって利益を得るのはほんの一部の人たちです。私たち一般市民というのはなんとなく祝賀気分の中に巻き込まれて感動しただの、勇気をもらっただの、希望をもらっただの、と言うわけですが、感動や勇気や希望では明日生きるためのご飯は買えないですからね。感動や勇気や希望では、今だに仮設住宅に住むことを強いられている東北地方の人たちは普通の家に戻れませんからね。感動や勇気や希望では原発事故は防げませんからね。そこをもう一度基本に返ってしっかり考えたいんだけど、どうもコロナのせいにしてワクチン、ワクチンという言葉が独り歩きすることによって、なぜこのオリンピックがいけないのか、社会的災害なのかという部分が覆い隠されてしまっているような気がします。もう一度基本に返って、矛盾点や本当は隠したいけどボロボロ表にでてきてしまったことをしっかり見据えましょう。そういうものを一つ一つ検証して、潰して、批判的な目をきちっと持ち続けることが必要だと思います。

みなさん、ぜひこの機会に考えてください。最後までオリンピック反対とずっと言い続けていきたいと思います。よろしくお願いします。どうもありがとうございました。

(タイトル、小見出しは編集部のよるものです)

11.13集会 いまこそ中止だ 東京五輪!ごり押し五輪だ!Go To Hell!

日時 2020年11月13日(金)18:30開始 参加費500円

場所 文京区民センター 3A会議室(地下鉄春日駅、後楽園駅)

◎スピーカー

鵜飼 哲さん(オリンピック災害おことわリンク)

藍原寛子さん(ジャーナリスト、元福島県地方紙記者)

・連帯アピール 大利英昭さん(都庁職病院支部書記長)

・連帯メッセージ 谷口源太郎さん(スポーツジャーナリスト)

★ウェブ中継配信アドレス(レイバーネットTV協力) https://youtu.be/9QMgOF95wqQ

世界のコロナ情勢はその勢いを減じるどころか、ますます拡散しつつあります。そうした中で世界中のアスリートが集結するオリンピック・パラリンピックを来年7月に東京で開催することは無謀としか言いようがありません。 東京五輪招致時の賄賂疑惑が再燃しつつあるいま、それをもみ消すかのごとくに「東京五輪強行開催論」がJOCやIOCばかりでなく、新たな菅政権においても大手を振ってまかり通ろうとしています。 これ以上決断を先送りして、延期を決めた3月24日の時のようなコロナ感染の拡大を招いたり、税金をつぎ込むことはやめるべきです。 福島原発災害からの「復興」の演出のほかに、東京五輪はさらにもう一つ、コロナからの「復興」の演出が行われようとしています。それはいずれも虚構であり、現実逃避の一大イベントとして強行されようとしているのです。 11月15日のIOCバッハ会長の来日も、ごり押し五輪の強行開催を権威づけるセレモニーであり、私たちはデモで「オリンピックを廃止せよ」の声をあげていきます。

15日は新宿デモ15時から

11月15日(日)は反五輪の会との共催で14時に新宿東口アルタ前に集合し、15時からデモです。 中止決断はいま!原発事故のもみ消しとコロナ感染の拡大に拍車をかける東京オリパラは「災害」。東京にも北京にもパリにもロスにもどこにもいらない!

※マスクなどコロナ対策のうえ、ご参加ください。

主催 オリンピック災害おことわり連絡会(おことわリンク)
連絡先 080-5052-0270(宮崎)

http://www.2020okotowa.link/
https://twitter.com/link_notokyooly
https://ja-jp.facebook.com/okotowalink/
メールアドレスinfo@2020okotowa.link            

今こそ中止だ東京五輪連続行動(11月8日〜)

【11月8日】国際体操競技会への抗議アピール

時と場所:午前11時、原宿駅前、神宮橋集合

【11月13日】集会!鵜飼哲さん、藍原寛子さん他 (詳細はこちら)

時と場所:午後6時半、文京区民センター

【11月15日】デモ!

時と場所:午後2時、新宿アルタ前集合、デモ出発 午後3時(予定)

いまこそ中止だ!東京五輪11・13集会のご案内

11・13 集会/11・15 デモ * * いまこそ中止だ 東京五輪!

ごり押し五輪だ!Go to Hell !

スピーカー
鵜飼 哲さん(オリンピック災害おことわリンク)
藍原寛子さん(ジャーナリスト、元福島県地方紙記者)


世界のコロナ情勢はその勢いを減じるどころか、ますます拡散しつつあります。そうした中で世界中のアスリートが集結するオリンピック・パラリンピックを来年7月に東京で開催することは無謀としか言いようがありません。

東京五輪招致時の賄賂疑惑が再燃しつつあるいま、それをもみ消すかのごとくに「東京五輪強行開催論」がJOCやIOCばかりでなく、新たな菅政権においても大手を振ってまかり通ろう
としています。

これ以上決断を先送りして、延期を決めた3月24日の時のようなコロナ感染の拡大を招いたり、税金をつぎ込むことはやめるべきです。

福島原発災害からの「復興」の演出のほかに、東京五輪はさらにもう一つ、コロナからの「復興」の演出が行われようとしています。それはいずれも虚構であり、現実逃避の一大イベントとして強行されようとしているのです。

11月中旬のIOCバッハ会長の来日も、ごり押し五輪の強行開催を権威づけるセレモニーであり、私たちはデモで「オリンピックを廃止せよ」の声をあげていきます(11月15日[日]午後、都内。詳細が決まり次第Web等で告知します)。

中止決断はいま!原発事故のもみ消しとコロナ感染の拡大に拍車をかける東京オリパラは「災害」。東京にも北京にもパリにもロスにもどこにもいらない!

日時 2020年11月13日(金)18:30開始 参加費500円
場所 文京区民センター3A会議室(地下鉄春日駅、後楽園駅)
主催 オリンピック災害おことわり連絡会(おことわリンク)
連絡先 080-5052-0270(宮崎)

  

http://www.2020okotowa.link/

https://ja-jp.facebook.com/okotowalink/
メールアドレス info@2020okotowa.link

2020東京オリンピック返上!一年前反五輪国際イベント報告 「祝賀資本主義とオリンピック——ジュールズ・ボイコフ講演記録」

2020東京オリンピック返上!一年前反五輪国際イベント報告
「祝賀資本主義とオリンピック——ジュールズ・ボイコフ講演記録」

判型:B5判・60ページ
頒価:500円
編集・発行:「オリンピック災害」おことわり連絡会、2020年7月24日
連絡先:info@2020okotowa.link

コロナ禍のよって一年延期が決定された東京オリンピックだが、来年開催できるかどうか非常に怪しい情勢になっている。と言うよりも、そもそも今年1月末から2月初めにかけて、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックが明らかになった時点で、開催中止を決定するべきであった。「完全な形での開催」の固執し続けた日本政府、日本オリンピック委員会(JOC)、東京都による、感染拡大の隠蔽、過小に見せかける情報操作等により、感染対策が遅らされ被害が拡大したことは明かであった。

この期に及んで、まだ、来年の開催をあきらめていないのは、オリンピック開催が、それにかかわる組織(JOCや東京都)や企業(ゼネコンや電通、デベロッパー等)、スポーツ関連諸団体にとって、いかに「おいしい」ものであるかを証明している。その一方で、さまざまな「災害」をまき散らしていることも。

ここで紹介するパンフは、昨年の7月、東京オリンピック開催1年前の企画として、「オリンピック災害」おことわり連絡会(おことわリンク)が反五輪の会などと協力して取り組んだ「反五輪国際イベント」(7月20日~27日)の一環として行われた、シンポジウム「祝賀資本主義とオリンピック」(7月21日、於・早稲田大学、主催:FO研究会)におけるジュールズ・ボイコフ(Jules Boykoff)さんの講演記録を中心に構成されている。

ボイコフさんは、1970年生まれで、パシフィック大学政治学教授。元プロサッカー選手でもあり、バルセロナ五輪の米国代表メンバーとしてブラジル戦やソ連戦などの国際試合に出場した経験をもつ。著書『オリンピック秘史:120年の覇権と利権』(早川書房)などでオリンピック批判を精力的に展開している。

今回の講演では、オリンピックの歴史を振り返り、「祝賀資本主義」という視点からオリンピックの招致・開催を丁寧にわかりやすく批判している。オリンピックの問題点の本質を短時間で理解するにはもってこいの内容である。

本パンフには、他に、同シンポジウムにおける、いちむらみさこさんの「Tokyo Olympic 2020」と題する、新国立競技場建設などで再開発が展開された明治公園等での野宿者追い出し(五輪災害の最たるもの)の実態についての報告、25日に上智大学でセミクローズドで行われた「Teach-in for Tokyo Olympics researchers and journalists」における井谷聡子さん(関西大学)の報告「フェミニスト視点によるオリンピック批判について」、また、「おことわリンク一年前企画フォトレポート」も収録されている(ボイコフさんと井谷さんの講演は英文も収録)。ぜひご購読ください。

なお、おことわリンクでは、本来予定されていた開会式の前日(7月23日)に「中止一択!東京五輪」と題した集会を開催した。集会には、ボイコフさんがビデオ・メッセージを寄せてくれている。集会記録(動画)はおことわリンクのWEBサイトにアップされているので、こちらもぜひご覧下さい。
(梶野/「オリンピック災害」おことわり連絡会)

出典:『反天皇制運動Alert』50号より転載

【声明第4弾】世田谷警察署は出頭要請・取り調べを断念しろ!

コロナ禍の東京五輪強行のための不当弾圧やめろ! 警視庁世田谷警察署がオリンピック反対運動を闘うAさんのテントに不当な家宅捜査(ガサ)を強行したのは半年前の2月18日のことでした。私たちはこのあからさまな公安主導によるでっち上げ弾圧を弾劾し、押収した物品のみならず奪いとった情報のすべてを返還・破棄するよう再三にわたり抗議申し入れを行ってきました。押収物は3月に「毛髪3本」以外すべて返還されたものの、半年が経過した今月、9月17日、世田谷署はAさんに対し二度目の出頭要請を送り付け、取り調べのため9月30日に出頭せよと執拗に要請してきています。

コロナ禍で7月開催が泡と消えた2020年東京オリンピック・パラリンピックが、いまだにしつこく1年後の開催を断念せず大きな批判を浴びている現在、反五輪の声を封じ込めたい警察によるAさんへの個人攻撃もまた、執念深くいまだに続いています。免状不実記載などという人々の生活実態にそぐわない「罪」をでっち上げ、ここまで執拗に捜査を続行するその背景に、風前の灯火となった東京オリンピックへの批判の声を上げる個人を痛めつけることで反対運動を黙らせようとする権力側の焦りが見え隠れしています。

世田谷署はこれ以上の出頭要請をやめろ!捜査・取り調べをいますぐ断念しろ!コロナ禍の東京五輪強行のための不当弾圧やめろ!動きがあり次第すぐにお知らせしますので最大限のご注目をよろしくお願いします。

2020年9月29日

反五輪の会 NO OLYMPICS 2020

2020「オリンピック災害」おことわり連絡会 

STANDING!STANDING!STANDING!STANDING!

今年予定の開会式が7月24日だったのでこれまで24日に実施してきましたが、来年の開会式の予定日は7月23日となっているので、今回以降、23日行動とします。

いまこそ東京五輪を中止に!という声を多くの人々に届けていきたいと思います。来年の7月23日を幻の開会式にできるように!

8月23日(日)17:00~18:00
新宿駅南口

あの大きなプラカードをまたまた掲げますので人手も必要です。
初めての方も大歓迎ですので、是非ともご参加ください。

23日集会宣言

中止一択!東京五輪 集会宣言
                                                                       (English)

 3月24日、東京オリンピック・パラリンピックの1年延期が決められた。新型コロナウイルス感
染が加速しつつある状況の中で、7月24日にオリンピックの開幕を迎えることなど無理であること
は明らかだった。しかし安倍政権やJOCなどは、ぎりぎりまで「完全な形での開催」にこだわ
った。そのことが新型コロナウイルス感染を拡大させる結果につながったことは間違いない。政
府は必要な検査体制を取ることに一貫して消極的であり、感染者をいたずらに増加させたが、そ
れもオリンピックをなんとか開催するためだったのだ。これこそまさに「オリンピック災害」
だ。

 7月5日に実施された都知事選挙では現職小池百合子が圧勝し、再選された。新都知事小池は
「第一にコロナ対策、そして第二がオリパラ開催」と当選決定後の記者会見で強調したが、大会
開催のために膨大なリソースが浪費され、コロナ対策のためのリソースが奪われることは自明の
理である。並立は無理だ。仮に東京や日本だけコロナが収まっても東京五輪は開催できない。メ
ダル大国のアメリカのコロナ状況は拡大する一方であり、医療体制や公衆衛生に不安を抱える地
域はこれから本格的な感染拡大が懸念されている。

 コロナ状況対策に相反する東京五輪は、延期ではなく中止されなければならない。

 これまでにも3兆円を超える経費がつぎこまれ、延期によって数千億円規模の経費増が見込まれ
るという。東京都・JOC・IOCは変更されたオリンピック開催都市計画を一刻も早く市民に
対して公開し、費用負担について明らかにすべきだ。

 オリンピック中止にかかる損失は、これまでオリンピックの準備を通じて、行政の協力も得た脱
法的な手段も使いつつ、社会的・公共的な資産を山分けにし、莫大な儲けを手にしてきた大手ゼ
ネコンやデベロッパー、情報・宣伝産業、オリンピックによって利益を得る利権団体すべての責
任で補填すべきだ。コロナ状況によって営業停止や活動休止に追い込まれ、困窮している中小企
業や個人事業主、この社会で生きる全ての人びとに対する経済的救済と、コロナ検査体制・医療
体制の圧倒的な拡充に、オリンピック資金のすべてを振り替えよ。無用なカネをこれ以上オリン
ピックにつぎこむな。まさに「オリンピックをやっている場合ではない」。

 開会式の縮小について放映権契約の観点から困難であるという見解をIOCは明らかにした。縮
小開催の模索が行われたとしても、最優先されるのがスポンサーの利益では、民意が東京五輪開
催から離れていくのも当然だ。中止すべきだという意見がいくつかのメディアによる世論調査に
おいて多数であることからも自明なように、東京五輪中止は多くの市民からも賛意を得られてい
るのだ。

 3月28日、私たちは郡山市で「聖火リレーと五輪災害」トークリレー集会を開催した。3月26日
にJビレッジから始まる聖火リレーは中止となったが、復興とはほど遠い福島の状況を、あたか
も復興したかのように演出する「復興五輪」の欺瞞を、私たちは福島の方々の怒りとの出会いの
なかで、あらためて再認識させられた。そしていま、「復興五輪」は「コロナからの復興」と都
合よく読み替えられ、再び偽装されようとしている。

 私たちは一刻も早く東京五輪の中止決定を求める。しかし、コロナ状況によって東京五輪が中
止になることだけを願っているのではない。様々な「オリンピック災害」をもたらす近代五輪は
「廃止」にすべきであり、今後の北京・パリ・LAと予定されている五輪も「中止」しかない。
コロナ状況で顕在化した五輪の醜悪さを世界に発信して、世界の「反五輪運動」と連帯してオリ
ンピック・パラリンピックを廃止に追い込もう!

 東京五輪は中止だ!中止! オリンピック・パラリンピックは廃止だ!廃止!

 No Olympics Anywhere in the World !

     2020年7月23日
                    中止一択!東京五輪 集会参加者一同

24日、申し入れとデモ

日本オリンピック委員会への申し入れ行動

申し入れの読み上げ (mp3ファイルです)

日本オリンピック委員会(JOC) 
 会長 山下泰裕 様

          東京五輪の即時中止を求める申入書

 3月24日、東京オリンピック・パラリンピックの1年延期が決められた。新型コロナウイルス感
染が加速しつつある状況の中で、7月24日にオリンピックの開幕を迎えることなど無理であること
は明らかだった。しかし安倍政権やJOCなどは、ぎりぎりまで「完全な形での開催」にこだわ
った。そのことが新型コロナウイルス感染を拡大させる結果につながったことは間違いない。政
府は必要な検査体制を取ることに一貫して消極的であり、感染者をいたずらに増加させたが、そ
れもオリンピックをなんとか開催するためだったのだ。これこそまさに「オリンピック災害」
だ。

 7月5日に実施された都知事選挙では現職小池百合子が圧勝し、再選された。新都知事小池は
「第一にコロナ対策、そして第二がオリパラ開催」と当選決定後の記者会見で強調したが、大会
開催のために膨大なリソースが浪費され、コロナ対策のためのリソースが奪われることは自明の
理である。並立は無理だ。仮に東京や日本だけコロナが収まっても東京五輪は開催できない。メ
ダル大国のアメリカのコロナ状況は拡大する一方であり、医療体制や公衆衛生に不安を抱える地
域はこれから本格的な感染拡大が懸念されている。

 コロナ状況対策に相反する東京五輪は、延期ではなく中止されなければならない。

 これまでにも3兆円を超える経費がつぎこまれ、延期によって数千億円規模の経費増が見込まれ
るという。東京都・JOC・IOCは変更されたオリンピック開催都市計画を一刻も早く市民に
対して公開し、費用負担について明らかにすべきだ。

 オリンピック中止にかかる損失は、これまでオリンピックの準備を通じて、行政の協力も得た脱
法的な手段も使いつつ、社会的・公共的な資産を山分けにし、莫大な儲けを手にしてきた大手ゼ
ネコンやデベロッパー、情報・宣伝産業、オリンピックによって利益を得る利権団体すべての責
任で補填すべきだ。コロナ状況によって営業停止や活動休止に追い込まれ、困窮している中小企
業や個人事業主、この社会で生きる全ての人びとに対する経済的救済と、コロナ検査体制・医療
体制の圧倒的な拡充に、オリンピック資金のすべてを振り替えよ。無用なカネをこれ以上オリン
ピックにつぎこむな。まさに「オリンピックをやっている場合ではない」。

 開会式の縮小について放映権契約の観点から困難であるという見解をIOCは明らかにした。縮
小開催の模索が行われたとしても、最優先されるのがスポンサーの利益では、民意が東京五輪開
催から離れていくのも当然だ。中止すべきだという意見がいくつかのメディアによる世論調査に
おいて多数であることからも自明なように、東京五輪中止は多くの市民からも賛意を得られてい
るのだ。

 3月28日、私たちは郡山市で「聖火リレーと五輪災害」トークリレー集会を開催した。3月26日
にJビレッジから始まる聖火リレーは中止となったが、復興とはほど遠い福島の状況を、あたか
も復興したかのように演出する「復興五輪」の欺瞞を、私たちは福島の方々の怒りとの出会いの
なかで、あらためて再認識させられた。そしていま、「復興五輪」は「コロナからの復興」と都
合よく読み替えられ、再び偽装されようとしている。

 私たちは日本オリンピック委員会(JOC)に対して一刻も早く東京五輪の中止を決定すること
を求める。
     
     2020年7月24日
                 中止一択!東京五輪 7・23集会参加者一同