反対派の声を無視した責任

二〇二〇年東京オリンピック招致時に、反対派の私を貶めるため以下の発言が引き合いに出された。引用する。
「誤解する人がいるので言う。二〇二〇東京五輪は神宮の国立競技場を改築するがほとんど四〇年前の五輪施設をそのまま使うので世界一カネのかからない五輪なのです。」
これは二〇一二年七月二七日に猪瀬直樹氏が副知事であった時代に書かれたツイートである。
旧国立競技場改築案の久米設計の耐震改修基本計画を握りつぶし、フリーマーケット会場などで使われていた都立明治公園を新国立競技場の敷地に編入し、そのために減った公園面積を埋め合わせるため都立霞ヶ丘アパートという都営住宅を取りつぶす目的で都市計画が変更されたのは猪瀬直樹氏が東京都知事の時代である。ウソ八百に騙された市民の皆さん。責任はないですか?
「東京五輪がいやならどうぞ、引きこもっていてください。復興への使命感がある人、世界のアスリートから生きる意味を学びたい人、日本の選手の活躍を眼の前で見つめたい人、やりたい人でやりますから。」
これも二〇一二年七月二七日の猪瀬直樹氏のツイッター。
やりたい人が、やりたい人の金でやりなさい。私の払った税金は還付しろよ。(宮下守)

/”Alert”4,2016.10