【抗議声明】1.22のオリンピック反対デモでの弾圧・不当逮捕に抗議する!人権無視のオリンピックはおことわりだ!

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2017年1月25日 「2020オリンピック災害」おことわり連絡会(おことわリンク)
東京都千代田区神田淡路町1-21-7 静和ビル1A
スペース・お茶の水 アタック首都圏気付
http://www.2020okotowa.link/

1月22日、私たちは集会を持ち、2020年の東京オリンピック開催に反対し、その返上(おことわり)を求める運動をスタートさせました。

集会に先立ち、私たちとオリンピック反対の意志をともにする仲間である「反五輪の会」は、「五輪ファーストおことわり!オリンピックやめろデモ」を開催し、私たちの集会にも合流してくれました。私たちの多くもまた、このデモに参加していました。

当日、原宿駅前から出発したデモは、出発前から大量の公安警察に取り囲まれました。まったく異様な状況が現出していたのです。警備の警察官たちはデモにたいして不要な規制をし、参加者を押したりするなど、挑発的な態度を一貫してとり続けました。さらにその外側に多くの私服警官が配置され、不当なビデオ撮影などの監視を続けていました。

そうした状況の中で、1人のデモ参加者が、突然、公安警察によってデモ隊から引きずり出され、地面に押しつけられて逮捕されるという事件が起こったのです。たくさんの人が歩いていた繁華街、白昼での出来事でした。

当該はただちに赤坂署に連行され、留置されましたが、24日午後、検事釈放となりました。被疑事実とされた「公務執行妨害」などなかったのだからあたりまえのことです。しかしこの事実は、反オリンピックという主張を、なんらかの理由を付けて取り締まろうとする権力の意思の存在を実感させるものでした。

私たちは、当日の集会で採択した宣言で、たった2週間開催されるに過ぎないオリンピック・パラリンピックのために、総経費2、3兆円にも上るカネがつぎこまれ、政財界・スポーツ界の利権屋どもに分配されること、施設やインフラ建設のために、多くの生活者が生活の拠点を破壊され、強制排除されている現実、そしてそれらに抗議する人びとやオリンピックに異を唱える多様な声を圧殺し、「反テロ」をも名目にしながら、強圧的な運動つぶし、住民監視体制がつくりだされていることなど、「すべてはオリンピックのために」あらゆる人権や生活が破壊され続けている現実を「オリンピック災害」と名指しました。私たちがそのような宣言を発したまさにその日におこったこの弾圧は、その日以降、オリンピックに反対の声をあげていくことに対して容赦なく襲いかかってくるであろう「災害」のひとつの姿を、私たちにあらためて見せつけたともいえます。

現在の日本社会の現実は、「復興五輪」とか「アンダーコントロール」の宣伝に覆い隠されようとする原発事故・放射能被害や被災者の棄民、日米安保体制のもとでの基地の存在と新たな基地建設によって、沖縄の人びとのくらしが日常的に脅かされるなど、あらゆる場面において人為的にひきおこされた「災害」にまみれています。2020年オリンピックが、それらの「災害」の責任者たちの勝利の祭典であるならば、私たちはその総体を否認する声をあげるのみです。

これらの「災害」と、それに対する抵抗は、すでに開始されています。「反オリンピック」の闘いも、各地で、また国際的なスケールにおいても積み重ねられてきています。そして今回の弾圧への反撃も、そうしたもののひとつです。私たちは、これらの活動とともにあることで、そして今後みずからが展開していく活動をつうじて、こうしたオリンピック反対の多様な行動に連なっていきます。

オリンピック弾圧を許さない!
赤坂署は不当逮捕を認め、1.22デモ被弾圧者に謝罪せよ!
人権無視と排除の祭典はいらない!

●詳しくは以下
救援会ブログ http://oidashisuruna.blogspot.jp/
反五輪の会ブログ https://hangorin.tumblr.com

おことわリンクブログ http://www.2020okotowa.link/ からもリンクがあ
ります。

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